月刊ニュータイプ編集長
渡邊隆史 氏


月刊ニュータイプの渡邊隆史です。
今回特別賞を大河原邦男さんに授賞するということになりました。いわゆるメカデザイナーというジャンルというか、メカデザイナーという言葉を僕が始めて強く意識したのが大河原さんのお名前でした。

こちらのパンフレットの方にもですね一応、かいつまんだプロフィール等は、文章に僕書かしていただいているんですけれども。「ガッチャマン」のタツノコの作品のメカデザインから入られて、途中から先ほども映りましたけれどもサンライズの方での「ガンダム」の作品まで、今僕は42ですけれども、少年時代・青年時代を通してですね、見てきて憧れたロボットアニメ、あるいはSFアニメのメカというものへの憧れというのをすべて大河原さんの手の中で体験していたんだなと改めて思います。

こういう事を言いますと過去の話ばかりなんですが、実はうちのニュータイプの姉妹紙として今「ガンダムエース」という雑誌を作っております。これの中で今「ガンダムのジ・オリジン」という新しい漫画が安彦さんによって描かれています。この中のメカデザイン「ガンダム」そのものの、21世紀に通用する「ガンダム」のデザインというものもまた、大河原さんにやっていただいているということで、先ほども実はちょっと来年胸踊るすごい企画を今、大河原さん手がけておられるということで、久々にちょっとロボットアニメのすごい期待作がどうもありそうだ。

たった今、僕が得たスクープだったんですけれども、そういった事がありそうだということで、これからのおおいなる活躍も期待し今回の特別賞を贈りたいと思います。
本当におめでとうございます。



大河原 邦男 氏

え、こんにちは。特別賞どうもありがとうございました。子供のころからあまり賞を貰った経験がないものですからものすごくうれしいです。

1972年、タツノコプロの美術課に入りました。その時ちょうど「科学忍者隊ガッチャマン」という作品が企画途中でした。普通は美術部門、背景がメカもデザインするんですけれども「ガッチャマン」という作品に関してはメカもちょっと真剣に描きたいということで「お前やってみないか」という話がありまして、あんまりわかんないんですけど「やらしてください」ということで、「ガッチャマン」が終わった段階でまた背景の課に戻るという話だったんですけれども、「ガッチャマン」という作品が幸いにも2年間続きました。

それでその後「破裏拳ポリマー」という作品「宇宙の騎士テッカマン」「ワーパーファイブフォーラム」「ヤッターマン」。もうメカデザインの仕事がこのままフリーになっても商売やっていけるんじゃないかとそのくらい需要があったもんですから、それからフリーになって、いろいろ作品をやっている間にちょうど今年で30年になりました。もうそろそろ後、何本できるかなと考えてたんですけど、またこういう賞を貰ってしまうとより一層がんばんなきゃなと、そんなふうに思っております。

それとこれは余談なんですけれども、私はこのタツノコプロに入る前に神戸のキムラタン株式会社おとぎの国の東京支店の方に行ってました。それで1970年の寒い時期でした、こちらで1ヶ月YWCAに泊りまして本社に通ったことがあります。うちの家内もキムラタンの東京支社のデザイナーだったんです。そんな事がありまして神戸にはすごくよくしてもらってるんです。本当にありがとうございました。