
今年の劇場部門の審査では、『BLOOD THELAST VAMPIRE』『メトロポリス』『アヴァロン』等の作品の名が、審査過程であがりましたが、最終的には『千と千尋の神隠し』が受賞作に選ばれました。
宮崎駿監督としては、『もののけ姫』以来、4年ぶりの劇場用新作となったこの作品は、原案、作画、演出、CG、脚本、音楽等のクオリティーの高さはもちろん、観客動員の面
でも大ヒットを記録したことは周知の通りです。
宮沢賢治の童話の世界とディズニー映画を足して2で割ったよ うな、監督が作り上げた完全オリジナルの独特の世界観と物語は観る者を圧倒し、数ある宮崎アニメ作品の中でも、あらゆる意味でひとつの到達点に達した作品といえるのではないでしょうか。
物語の「語り部」としての氏の力量には、改めて感服させられました。まさに、2001年を代表する劇場用アニメ作品として、審査員満場一致で、この賞を贈ることが決定しました。
『アニメディア』編集長 斎藤裕