アニメーション神戸作品賞テレビ部門

受賞者として、総監督の富野由悠季様、サンライズプロデューサーの富岡秀行様、サンライズガンダム事業部の真野昇様にご出席いただきました。
「月刊ニュータイプ」編集長/白石順人審査委員より・授賞理由
「月刊ニュータイプ」編集長の白石です。今日は「ニュータイプ」という雑誌名にもゆかりの深いの授賞理由を述べさせていただけて非常にうれしく思います。授賞理由としましては、今年ガンダム20周年ということで突如出現した富野総監督による本家ガンダムということ、キャラクター原案に安田氏、メカデザインにシド・ミード氏を起用するなど予想をはるかに超えるキャスティング、富野さんによる「全ガンダム肯定宣言」など、話題に事欠かない作品であったということです。先日も東京フォーラムで管野よう子さんによるすばらしいオーケストラ演奏が行われるなど、実際の作品以外にも話題に事欠かない点がすばらしいと思います。また次号の「月刊ニュータイプ」表紙でもターンXという新メカを紹介しますが、今後も新しい話題を期待させてくれています。授賞された他の作品にも言えることですが、アニメーションはこんなにも自由であるということを表現しようと闘い続けている作品だと思います。本当におめでとうございます。
富野由悠季総監督のコメント
本当に今日はお招きいただき、ありがとうございます。実はこの賞が始まって3回、指をくわえて見ておりました。何よりも、もうこういう所には呼んでいただけないのではと思っていました。大震災の折り、僕自身が体を壊していた時だったので、1人で神戸までたどりつけるか試してみたいと思い、震災の1週間後に神戸に来ました。そして商船学校の所までしかたどりつけませんでしたが、その時、とっても青い空を見まして「神戸の人達がこうなのだ。自分だけが病気で仕事ができないというわけではないのだ」と思いました。昨年も仕事で神戸に来ましたが、三宮までで、ここまでは来れませんでした。ですから、ここまで来るのに5年かかりました。今日、アイランドの地面が平らであり、とてもめでたいと思っています。現在、僕の作品、例のごとく視聴率がとても悪いんです。(会場笑)こういう賞をスプリングボードにして、いい形にしていきたいと思っていますので、応援よろしくお願いします。本当にありがとうございました。