総評
この「アニメーション神戸」も今年で3回を数え、業界内にその主旨が広く知られ
るところとなり、本イベントに携わるものとして、また業界人の一人として喜ばしく
思います。
さて、今年のアワード審査会ですが、「エバンゲリオン」「もののけ姫」といった
大ヒット作品のあった昨年とは異なり、全体として満場一致で決定されたものは少な
く、それぞれの候補作品について議論に相当の時間を費やしての選考となりました。
それだけに、受賞されました各作品および個人におかれましては、その功績を心より
讃えるものであります。
各賞の受賞理由につきましては別項に譲るといたしまして、ただひとつ申し上げる
ならば、いずれも「チャレンジスピリッツ」に満ち満ちていた、ということが挙げら
れると思います。おりからの不況のあおりからか「計算できる」企画が散見する中、
これまでになかったテーマ、アイデア、テクニックをもって、大胆な挑戦を行ったこ
とで、広く視聴者・ユーザーに受け入れられたのではないでしょうか。
当たり前の事ですが、こうしたチャレンジは個人レベルだけでは成功しません。個
人の才能をサポートする業界としての力が不可欠です。その力を生み出すための一助
として、本アワードから、なにがしかのヒントや可能性が見いだされんことを、審査
委員会を代表して切に願うものであります。
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